株式、債権、REITの違いとそれぞれのメリット
この記事の記載内容「株式、債権、REITの違いとそれぞれのメリット」
お世話になっております。めだかぶです。
前回まで具体的な例を投資信託を紹介してきました。投資信託を行う上で投資先の種類を簡単にまとめてみます。
■投資する対象
まず、どのような資産の形があるのかです。ここでは大きく3つ紹介します。
1.株式
投資と聞いて1番思い浮かべるものが株式ではないでしょうか。そもそも株式とはどういったものなのでしょうか?
株式の生まれは、今は昔大航海時代に遡ると言われています。
株式誕生の瞬間(めだかぶイメージ)
ヨーロッパでのとある会話
冒険家『これからインドにいって希少な香辛料を取ってくるから、お金を頂戴よ。代わりに利益をあげるから。』
投資家『いいよ。100万円投資しよう。その代わり100万円以上の責任はとらないよ。』
冒険家『ありがとう。証拠にこの証書をあげるよ。』
と誰かが話し合い、株式が生まれたのかもしれません。
つまり、株式とは投資先の将来の利益を買うようなイメージのものと私は捉えています。
2.債権
続いて、債権。これは日本国債や社債など色々とありますが、ズバリお金を貸してあげるということです。
したがって、貸したお金が全額帰ってくること。そして、その額に応じた利子が乗っかって帰ってくることを想定した利益がほぼ確定されているものだと考えています。
3.REIT(不動産)
REITは集めたお金を不動産に投資しその家賃収入を分配するという投資信託の1つです。ということもあり、株式、債権と並べて書いて良いものかと悩みましたが、ちょっと面白い特性があるのでご紹介します。
不動産投資は、株式と債権の間に位置するような特性を持っていると考えています。というのも、以下2つの要素があるからです。
・不動産が将来生み出す利益に対して投資をする株式的な要素。
・不動産に定期的に生み出す家賃収入による利益を確定するインカムゲインを主としている債権的な要素。(バブルの時はキャピタルゲインが主でした。)
投資の中で比較的理解がしやすく、巷でも色々な本があります。
しかし、始めに大きなお金を投資して、その後ちょっとずつ利益を確定するという方法の不動産投資はやや敷居が高いと感じます。
その点REITは大きく3つメリットがあり手軽です。
・少額投資可能
銘柄によっては、一口2000円ぐらいから投資することができます。
・現金化が容易
東証に上場されている不動産投資ファンドに投資しているため取引が簡単です。
・複数の不動産に投資可能
不動産投資ファンドは複数のテナントに投資しており分散投資が効いています。
人を介しているため数%のマージンを取られますが、許容の範囲内だと思っています。
■それぞれのリスクとリターン
一般に以下のように言われています。
株式 ハイリスク、ハイリターン
REIT ミドルリスク、ミドルリターン
債権 ローリスク、ローリターン
しかし、実際にやってみて一般の言われ方と異なると思っています。
株式 ハイリスク、ハイリターン
REIT ややハイよりのミドルリスク、ミドルリターン
債権 ローリスク、ローリターン
REITは決して株式に比べてリスクが少ないとは言えないと思います。最近では値動きの激しさが国内株よりも激しいと言われており、配当金だけでは補えないまでに基準額が下がることもあり得ます。周辺の経済環境に左右されやすい商品かもしれません。
■結論
私は株式、債権をメインにし、サブ(総投資額の1桁%)でREITに投資しようと思います。
景気の拡大局面であれば株式を、景気の縮小局面であれば債権を買い足していこうと考えています。
ぜひ皆様もリスク分散させて将来の為の投資プランを作ってみてください。
対象先とする国の分類については、また別途まとめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。 めだかぶ